カードを取得し、利用開始続き(PINコード:4ケタの暗証番号の発行)を済ませた方は、国内外の対応ATMにてネッテラーの残高を現地通貨で出金できるようになります。日本国内で利用できる主なATMは「ゆうちょ銀行ATM」と「セブン銀行ATM」の2つ。(2014年4月時点) 海外では国によって異なりますが、大手銀行が設置するATMにて利用可能です。海外旅行中の”もしもの際”に現地通貨を引き出せるというのは大きな魅力。
日本の対応ATMは?
前述の通り、ゆうちょとセブン銀行のATMにて出金できます。国内銀行のキャッシュカードを利用する時に比べるといくつか操作するページが増えますが、どちらも簡単です。
ゆうちょ銀行ATMからの出金手順
ゆうちょ銀行ATMからの出金の流れは以下の通り。
1.最初の画面で「お引き出し」ボタンを押す
2.「海外発行のカード」ボタンを押す
3.所定の手数料がかかることに同意
4.PINコードを入力(4ケタの数字)
5.金額を入力(1000円単位)
6.完了
セブン銀行ATMからの出金手順
セブン銀行ATMからの出金はゆうちょ銀行ATMに比べて操作するページが増えます。
1.カードを挿入
2.言語を選択(英語)
3.Withdraw(出金)とBalance Inquiry(残高照会)のボタンからWithdrawを選択
4.所定の手数料がかかることに同意「Confirm」を押す
5.PINコードを入力(4ケタの数字)
6.Credit、Saving、CheckingからCreditまたはSavingを選ぶ
7.金額を10,000円、20,000円、50,000円、Other Amount(それ以外の金額)ボタンから選択
8.Other Amountを選択した場合は、金額を指定(10,000円単位)
9.完了
セブン銀行利用時の、ネッテラー口座内の履歴ページの表記
セブン銀行から出金した場合、ネッテラー口座の履歴ページにはまずSeven Bankという取引先と「受け付け済み*」というステータスが表示されます。この「受け付け済み*」ステータスはまだ最終決済が完了していないことを意味し、最終決済が終わるとSeven Bankの取引先表示が「JCB CO LTD」へと変わります。
(マスターカードのマークなのにJCBで取引?と疑問を感じた方はご安心を。セブン銀行からの出金履歴です)
出金上限金額に注意
Net+ Prepaid Mastercardには「24時間以内の上限」「4日間の上限」が通貨ごとに設定されています。通貨ごとの金額は以下の通り。
ATMからの出金に使う際 | USD | EUR | JPY | GBP | CAD | SEK | DKK | AUD |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
24時間以内の出金上限回数 | 2回まで | |||||||
24時間以内の出金上限金額 | 1,000 | 750 | 120,000 | 500 | 1,000 | 6,600 | 5,400 | 1,200 |
4日以内の出金上限回数 | 6回まで | |||||||
4日以内の出金上限金額 | 3,000 | 2,250 | 360,000 | 1,500 | 3,000 | 19,800 | 16,200 | 3,600 |
上記の制限を超えて出金することはできません。上限額を超えていた場合、出金手続きの最後に処理が途中で止まって「Excess payment amount a transaction.」と書かれた明細が発行されます。
米ドルのカードを利用しているなら、24時間以内に出金できる最大額は1000ドル。ここでご注意いただきたいのは、出金する時は現地通貨の単位で金額を指定するため、当日の為替レート(ネッテラーが定める所定のレート+2.95%の為替手数料)によって毎回最大額に微妙な違いがあるということ。日本のATMで出金する場合は円で金額を指定しますから、円を所定のレートで米ドル換算した時に1000ドル以内なら出金できるということです。為替手数料を無視して簡単な例を挙げると、1ドル100円の時は10万円まで、1ドル90円なら9万円まで、1ドル110円なら11万円が上限となります。上限ぎりぎりの金額で出金できなかった場合は、金額を下げて改めて手続きするか、一度ネッテラー口座で履歴を確認し、「制限内であといくらまで出金できるのか」を計算してからお試し下さい。
(出金から24時間以内に再び出金を試み、上限を超えた場合のネッテラー口座内の履歴表示)
慣れてしまえば、上限があること以外は日本国内銀行のキャッシュカードと同じ感覚で利用できて便利です。